R4情報通信システム科卒業研究テーマ:気象庁GRIB2フォーマットのパーサーの開発
気象庁が気象業務支援センターを経由して有料で提供している、数値予報モデルGPVなどの格子点形式の気象データは、昨今の激甚気象災害を避けるためには不可欠かつ最重要なデータである。格子点形式の気象データは通常は世界気象機関WMOが定めるGRIB2のフォーマットで書かれている。しかし、日本の気象庁は独自の仕様で拡張書き出しを行っていて、GRIB2では一部しか取り出すことができない。そのため、GRIB2から任意のデータを読み出せるようにするには、パーサーの開発が必要となってくる。その開発に対して、イベントストリーミング機構を利用したETL基盤で利用できるようにする研究開発を行った。