令和5年度 山形県立産業技術短期大学校庄内校 卒業研究発表会(公開終了しました)

【生産エンジニアリング科】

  • プレゼンテーションの部
テーマ 概 要
技能五輪全国大会「プラスチック金型職 種」の金型製作  技能五輪「プラスチック金型職種」の課題となっている金型を製作する。今年度は本大 会と同じように汎用フライス盤のみを使用する。
数値制御フライス盤2級マニュアルの作成  技能検定数値制御フライス盤2級受検者向けのマニュアルを作成する。今年度は実技 試験(製作等作業試験)にしぼり、課題製作に必要な技能がわかるマニュアルを目指
す。
表示器を用いた制御システムの製作  プログラマブルコントローラーによるシーケンス装置と視覚化、集約管理などを可能とす る表示器をネットワーク(Ethernet)により連携した制御システムの構築を目指す。
シーケンス制御作業2級マニュアルの改良  技能検定シーケンス制御作業2級を受験するにあたり、スムーズな知識習得と、多くの 合格者を出すことを目的としたマニュアルの作成を目指す。
協働ロボット教育・開発支援環境の構築  ロボットシミュレータを用いて、協働ロボットの開発環境を仮想空間内に構築、ロボット 学習をシミュレータ上で行い、また、オフラインのティーチングを学習する環境を構築する。
3Dプリンタによる複合構造部品の製作  3Dプリンタを用いて、より実用的な部品製作を行うために、各種素材を組み合わせ、既 成部品と一体化する部品などの製作を試み、またその手法を確立する。
エコラン競技車両の製作 本田宗一郎杯 Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会出場に向けた車両を製作(改善)する。
教育用空気圧実験装置の機能拡張  当研究室では、教育用空気圧実験装置を製作しているが、現段階では手動による操作 しかできないため、シーケンサを用いて動作できるようにする。
5Sの実践と改善に関する教材開発  実習場の5S実践、IE手法を用いた5S改善などを教材としてまとめる。
大きい段差を乗り越えられる移動車両の製作 屋内でスロープが設置できない箇所や階段でも走行できる車両を製作する。
不整地走行車両の製作  農地など整地されていない路面で使用する作業用車両を製作する。
  • ポスターセッション・デモンストレーションの部

【情報通信システム科】

テーマ 概 要
気象庁 GRIB フォーマットデータの分析と地名による気象情報取得APIの開発  気象業務支援センターを経由して提供されている気象データは、昨今の激甚気象災 害を避けるためには不可欠かつ最重要なデータである。しかし、このバイナリデータで ある気象データは、GRIB2と呼ばれる高圧縮な形式で配信されており、扱いが難しい。
 そこで、昨年度の卒業研究では気象データを扱いやすいように、データを解析して加 工した。今年度は地名の情報を受け取るとその地域の気象データを返すAPIを作成し、 このAPIを使用して詳細な地点の気象データを取得することが可能なWebアプリケー ションを作成する。
LPWA無線通信を用いたIoTによる熊の検知と出没データ共有システムの開発  近年の中山間地域の過疎化により、人の生活圏に熊がよく出現している。酒田市でも 年間200件以上のクマ目撃情報を収集・公開しており、市民の生活への影響は看過でき ない状況である。
 本研究は、酒田市内の利用を想定し、本システムで検知した熊の警戒情報と酒田市 の公開するクマ目撃情報を共有するシステムを開発した。LPWA(PrivateLoRa)通信で転 送した屋外撮影機器の画像から、AIが熊を検知した場合、屋内ディスプレイやSNS(X: 旧Twitter)へ警戒情報を発出する。また、この警戒情報と酒田市のクマ目撃情報を地図 から確認できるWebサービスを提供する。
AIによる姿勢推定を用いた体感ゲームの開発  高齢者やケガ・病気療養している方が、適度な運動を必要としており、各所では運動 をするモチベーションを高めるような取り組みがなされている。また、3Dのテレビゲーム は脳機能によい影響があることが知られており、初めての人でもすぐに操作を習得でき るゲームが求められている。
 本研究では、人間が映ったカメラの画像に対して、リアルタイムにAI(人工知能)を使用し姿勢を推定することにより、体を動かして操作することができる体感ゲームを開発し た。このゲームを使用することで、楽しく適度な運動に継続して取り組むことができる。

 

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